ビューハイツ竹内|家具と小物で「暮らしを感じるマンハッタン風」へ
家具ed Maisonで進めている、代田橋の賃貸ワンルーム「ビューハイツ竹内」のインテリアコーディネートプロジェクト。
Vol.1では物件との出会いと空間づくりのコンセプトを、Vol.2では内装工事を終えた室内と、床・建具・キッチン・洗面スペースの変化をご紹介しました。
そしてVol.3となる今回は、完成した内装に家具や照明、小物を加え、実際の暮らしが見える空間へと整えていく工程をご紹介します。
今回のテーマは、これまでと同じく、
「暮らしを感じられるマンハッタン風」。
ただ家具を並べるのではなく、ベッドエリアとダイニング・キッチンエリアで家具の色や質感を変えながら、約30㎡のワンルームの中に、それぞれ異なる過ごし方が感じられる場所をつくりました。
家具が入ることで、内装だけでは見えてこなかった空間の役割や、この部屋で過ごす日常の風景が、少しずつ形になってきています。
1. 家具を入れて、暮らしの輪郭をつくる
内装工事が完了した段階では、床や壁、キッチンなど、空間を構成する土台が整った状態でした。
そこへ家具を入れることで、初めて「どこで眠るのか」「どこで食事をするのか」「どのようにくつろぐのか」といった、暮らしの輪郭が見えてきます。
ビューハイツ竹内は、約30㎡のゆとりを持つワンルームです。壁で細かく区切られていないからこそ、家具の配置や色、素材の切り替えによって、それぞれの場所に役割を持たせることが重要になります。
今回は室内を大きく、
「落ち着いて過ごすベッドエリア」
「食事や作業をするダイニングエリア」
「機能性と都会的な印象を持たせたキッチンエリア」
の3つに分けて考えました。
空間を完全に仕切るのではなく、家具の素材や色の違いによって緩やかにゾーニングすることで、ワンルームの開放感を残しながら、生活にメリハリを生み出しています。
2. ミッドブラウンで整える、落ち着いたベッドエリア
ベッドエリアは、ミッドブラウンを基調としたアンティーク調の家具でまとめました。
ベッドフレーム、チェスト、フロアライトといった家具に、深みのあるブラウンを取り入れることで、明るい床や白い壁の中に落ち着きのある場所をつくっています。
今回目指したのは、単に古い印象のアンティークではなく、マンハッタンのアパートメントに、長く使い続けてきた家具が自然に置かれているような雰囲気です。
木部の色をすべて同じに揃えすぎず、それぞれに少しずつ異なる濃淡を持たせることで、新しく家具一式を購入したような整いすぎた印象を抑えました。
ベッドの横には存在感のあるグリーンを置き、窓辺にはアンティーク調のフロアライトを配置しています。植物の瑞々しさや、布・木・革といった異なる質感が加わることで、落ち着きの中にも生活の温度を感じられるベッドエリアになりました。
3. ナチュラルウッドと黒でつくるダイニング
ベッドエリアを深みのあるミッドブラウンでまとめた一方、ダイニングエリアには、明るいナチュラルウッドと黒を取り入れました。
テーブルの天板には自然な木の色を残し、脚部やチェア、ベンチは黒で統一しています。
ナチュラルウッドだけでは柔らかくなりすぎるところを、黒が引き締めることで、都会的で少し若々しい印象に整えました。
椅子だけでなくベンチを組み合わせたことも、今回のポイントです。
座る人数や使い方を限定しすぎず、食事、仕事、来客など、その時々の暮らしに合わせて柔軟に使えるようにしています。
ダイニングの壁にはアーム型の照明を設置し、テーブルの中心へ光を落としました。天井照明だけで空間全体を均一に明るくするのではなく、必要な場所に光をつくることで、夜にも落ち着いて過ごせるダイニングを目指しています。
ベッドエリアとは家具の色を変えながらも、黒や木の素材を共通して使うことで、ひとつの部屋としてのつながりを保っています。
4. ステンレスを取り入れたインダストリアルなキッチン
キッチンエリアでは、黒いキャビネットと木目のワークトップをベースに、ステンレス素材を組み合わせました。
レンジフード、壁面のキッチンラック、調理器具などにステンレスを取り入れることで、家庭的になりすぎない、インダストリアルな雰囲気を加えています。
木と黒だけでまとめると、落ち着きは生まれる一方で、空間全体が少し重く見えることがあります。そこへ光を反射するステンレスを加えることで、素材のコントラストが生まれ、キッチンに軽さと清潔感が加わりました。
また、調理器具をすべて収納の中へ隠すのではなく、壁面ラックから見せるように配置しています。
実際に料理をする風景が想像できると同時に、道具そのものがキッチンを構成するディスプレイの一部になります。
ブラックの冷蔵庫や電子レンジとも色を合わせ、コンパクトながら、少し無骨で都会的な印象を持つキッチンに仕上げました。
5. クッションで空間の色と温度を調整する
ベッドやソファを置くだけでは、空間はまだ家具を配置しただけの状態です。
そこに色や柔らかな質感を加え、過ごす場所としての表情をつくる役割を持つのがクッションです。
今回のベッドエリアでは、白いベッドリネンをベースに、ブルーとモノトーンのクッションを組み合わせました。
深みのあるブルーは、ブラウンの家具やグリーンの植物と相性が良く、空間の中に印象的な色を加えてくれます。一方で、幾何学的な柄のクッションを合わせることで、クラシックな家具だけに寄りすぎない、現代的なバランスをつくっています。
クッションは面積こそ大きくありませんが、視線が集まりやすく、部屋の印象を左右する重要なアイテムです。
家具では取り入れにくい色や柄をクッションで加えることで、空間全体の色合いを細かく調整できます。
今回は、白・ブラウン・黒を中心とした室内にブルーを一点加えることで、落ち着きの中に若々しさと遊び心を持たせました。
6. 絵画と小物で、空間の余白を整える
家具を配置したあとに残る壁や棚の余白には、絵画や植物、生活小物を加えました。
何も置かれていない空間はすっきりと見える一方で、場所によっては少し寂しく、実際の暮らしを想像しにくくなることがあります。
ただし、空いている場所をすべて埋めてしまうと、今度は物が多く、落ち着かない印象になってしまいます。
そこで今回は、視線が止まる場所を意識しながら、小物を必要な場所に絞って配置しました。
ベッド横のチェストには絵画を立て掛け、植物やキャンドルを組み合わせています。壁に掛けて完成させすぎるのではなく、立て掛けることで、住む人が少しずつ集めたものを飾っているような自然さを残しました。
洗面台にはドライフラワーやボトル、小さな容器を配置。左右の照明と組み合わせることで、コンパクトな洗面スペースにもホテルのような整った表情を持たせています。
洗濯機上部の棚にも、収納ボックスだけでなく植物や額装した写真を加えました。生活に必要な場所だからこそ、実用品だけで終わらせず、目にしたときに気分が整う空間になるよう意識しています。
7. シルバーのアクセントで生まれる抜け感
室内は、ミッドブラウンの家具や黒いキッチン、木の素材を中心に構成しています。
そのままでは落ち着きが強くなりすぎるため、所々にシルバーのアイテムを加えました。
ベッド横の植物を入れたシルバーの鉢、ベッド上のトレー、キッチンのステンレス、洗面台まわりの金属素材など、光を反射する要素を室内に分散させています。
シルバーは強く主張する色ではありませんが、木や布とは異なる質感を持つため、空間の中に適度な緊張感と抜け感をつくってくれます。
特に今回のようにブラウンや黒を多く使うインテリアでは、金属素材を少量加えることで、重さを抑えながら都会的な印象を強めることができます。
大きな家具だけで雰囲気をつくるのではなく、鉢やトレー、照明、取手といった小さな部分まで素材のバランスを整えることが、空間全体の完成度につながります。
8. まとめ
今回のVol.3では、内装工事を終えたビューハイツ竹内に家具や照明、小物を加え、暮らしの風景をつくっていく工程をご紹介しました。
ベッドエリアには、ミッドブラウンのアンティーク調家具を取り入れ、落ち着いて休める雰囲気を。
ダイニング・キッチンエリアには、ナチュラルウッドと黒、ステンレスを組み合わせ、若々しく都会的な印象を持たせています。
さらに、ブルーのクッション、絵画、植物、生活小物、シルバーのアクセントを加えることで、家具を置いただけでは生まれない色や温度、暮らしの気配を整えました。
ワンルームでは、ベッド、ダイニング、キッチンなど、異なる役割を持つ場所がひとつの視界に入ります。
だからこそ、すべてを同じ家具で揃えるのではなく、エリアごとに少しずつ表情を変えながら、素材や色の共通点によって全体をつなぐことが大切です。
家具ed Maisonが考えるインテリアコーディネートは、見た目を整えることだけではありません。
そこでどのように過ごし、どのような時間が生まれるのかまで想像しながら、家具・照明・アート・小物を組み立てていきます。
次回のVol.4では、ビューハイツ竹内の完成した空間を改めてご紹介するとともに、物件情報と賃貸募集についてお知らせします。
内装から家具、そして実際の住まいへ。
家具ed Maisonがつくる「ただ住める部屋ではなく、住みたくなる部屋」の完成を、ぜひご覧ください。


